筋トレのフォーム・動作

【筋トレ】ルーマニアンデッドリフトのフォーム(動作)と鍛えられる筋肉と機能

こんにちは、名古屋のパーソナルトレーナー とおる( @toruito16 )です。

こちらの記事では、筋トレのフォームについて解説していきます。

ととまる君
ととまる君

ルーマニアンデッドリフトをしようと考えています。

動作について教えてください。

以上のように、これから筋トレをしようと考えている方のご質問にお答えします。

✔︎ この記事の内容について
・ ルーマニアンデッドリフト とは
・ ルーマニアンデッドリフト の正しい動作とは
・ ルーマニアンデッドリフト のエラー動作とは

ボディメイクはもちろん、さまざまなスポーツのパフォーマンス向上のために筋トレをすることをオススメしています。

筋トレを実施することで、パフォーマンス向上につながるだけでなく、ケガの予防にもつながり、競技練習に集中できる・生涯スポーツとして楽しめる体を手に入れることができるというメリットがあるからです。

より効果的におこなえるように、どんな筋肉が使われるのかイメージ・理解しながら取り組んでみましょう。

ルーマニアンデッドリフト とは

ルーマニアンデッドリフトは、両足を腰幅程度に広げ、少し膝を曲げた状態からヒンジ動作をおこなうエクササイズです。

このエクササイズをおこなうことで、ハムストリング(太もも裏)・大臀筋を鍛え、筋力および柔軟性を高めることができます。

また、それだけでなく、股関節を動かすためのコツを習得できるようになるため、ペダリング動作の習得にも役立ちます。

⚫︎ 鍛えられる筋肉 (主働筋)
: ハムストリング(起始部) , 大臀筋

⚫︎ 高められる機能
: 上死点からの踏み込みで、股関節が使えるようになる
→ より強くペダルを踏み込める (パワー向上)
: 上死点通過時、骨盤の位置を安定させることができる
→ 骨盤の過度な後傾を誘発しない(腰の痛み予防)
※ ハムストリングが硬い場合、上死点通過時に骨盤の位置が大きく動くこともある。

ルーマニアンデッドリフトの動作

ルーマニアンデッドリフトは以下のようにおこないます(動画)

⚫︎ 基本姿勢について
・ 足は腰幅程度 : 足と足の間は、拳が1つ分程度に開ける
・ 手は肩幅程度 : 手幅は腰の横になるように持つ

⚫︎ 動作について
① お尻を後ろに突き出すようにしながら、おじぎしていく。
② 膝は20 – 30度程度でキープしたまま動きます。
③ 骨盤 – 背骨の動きが崩れずに、ハムストリングのストレッチを最大限感じた場所から起き上がる。

⚫︎ より効果的におこなうために
・ 常に肩甲骨を寄せた状態を維持したままおこないましょう。
・ 重心位置は土踏まずから踵に置くようにしましょう。

ルーマニアンデッドリフトのエラー動作

効率的かつ効果的におこなえるように、動作中に以下のエラーがおこらないように気をつけましょう。

① 膝を完全に伸ばさない

ハムストリングの停止部 (ひざ裏)を鍛えたいと考えている場合であれば問題はありません。

ですが、ペダリングの 0-3時地点の踏み込みの際に、大臀筋と共に使用される筋肉は、ハムストリングの起始部であるため、そこを自身がコントロールして使うことができる機能に合わせて、筋力と柔軟性を高めることが有効だと考えられます。

⚫︎ 目的が異なるトレーニングになる…
膝を伸ばしたまま行うと、スティフレッグデッドリフトというエクササイズになり、説明したようにハムストリングの停止部を鍛えることになります。実はこちらのエクササイズ、個人的には『下死点まで強く踏み込んでしまう人』にオススメしています。理由はまたどこかで…。

② 背中や腰が丸くなる

下降局面 (おじぎしながらバーベルを下に下ろす動作) にて、腰や背中が丸くなる場合、腰を痛める可能性があります。

このようになる理由として、単純に肩甲骨を寄せきれていない(菱形筋/僧帽筋が弱い)ということも考えられますが、自身が正しく動くことができる現状の可動域を超えている可能性があります。(ハムストリングの柔軟性が低いケース)。

下降局面にて、ハムストリング起始部のストレッチをしっかりと感じ取れている場合は、可動域が狭くても問題ないので、腰や背中が丸くなる手前で動作を切り替えましょう。

⚫︎ 腰を反らせるのはどうか…
反対に腰を反らせる方もいますが、それもエラー動作に該当すると考えられます。少し難しい話ですが、腰を反らせることと骨盤を前傾させることは違います。ルーマニアンデッドリフトは、胸椎の伸展 – 腰椎ニュートラル – 骨盤前傾の動きを保持したまま行うことが大切です。

③ バーが体から離れる

下降局面にて、バーベルが体から離れる場合、同じ重さでもハムストリングに強い負荷(刺激)が入ります。

刺激が入るなら体からバーが離れてもいいのではと思うかもしれませんが、大体の方が②に近い状態になることが多いので、腰を痛める可能性があるため、おすすめしません。

バーを体に寄せた状態で高重量を扱った方が、健康的であり、効率的かつ効果的にハムストリングを鍛えることができると考えられます。

⚫︎ バーを体から離す方法も…
この方法は、想像以上にハムストリングに刺激が入るため、時にこの方法でおこない刺激をいれることも良いかもしれませんが、上記のような理由からおすすめしません。ですが、Tバーロウというマシンを使って体からバーを離すようにおこなうと、バーベルよりも安定して、かなりの刺激が入ります。ボディメイクの方にはおすすめかもしれません。

以上を参考に、ルーマニアンデッドリフトをおこなってみましょう。

「筋トレがうまくいかない…」と感じる方へ

ルーマニアンデッドリフトを始め、正しく筋トレを実施することで、パフォーマンス向上につながるだけでなく、ケガの予防(ライド中の膝や腰の痛み)にもつながり、競技・生涯スポーツとしてより一層ロードバイク・トライアスロンが楽しめると考えれます。

こちらで紹介したルーマニアンデッドリフトを始め、一つずつフォームを確認しながら、丁寧におこないましょう。

気になることがあれば私のTwitterアカウントのDMからお気軽にご質問ください。

✔︎ お知らせ
筋トレのフォームに関するご質問は、Twitterからのみ受け付けています。
@toruito16 をフォローいただいたのち、DMまでご連絡くださいませ。
※ 姿勢・動作のみ、評価させていただきます (回数や配列などはお伝えしません)。

また、実際に筋トレを中で、パフォーマンスの伸び悩みを感じたり、現状おこなっているトレーニングが正しいか気になるという場合は、トレーニングの評価も行っておりますので、以下よりお問い合わせください。

⚫︎ 「フォームだけ教えて欲しい…」 とお考えの方は >> 筋トレ教室
⚫︎ 「パフォーマンスに繋げたい…」 とお考えの方は >> パーソナルトレニング
をオススメいたします。

この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

● この記事を書いた人
伊藤透 ( プロフィールは こちら )

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